木造社寺建築
神社・お寺の建設
社寺建築とは神社やお寺の建設のことで、一般住宅と違い量産した木材では表現出来ない部分が多々あります。
そのため大工の腕は確かでなければいけません。
また豊富な現場経験も必要です。
ここでは、社寺建築を分かりやすくご案内していきます
社寺建築に必要なもの
精密な設計図の作成
木材が複雑に組まれてある立派な造りの神社やお寺は、全ては最初の設計図で決まります。
どれだけ正確に設計図を作るか、高い能力が必要とされます。
優れた加工技術
大工の腕はズバリ経験値です。
これは他のどの職種にも共通していえることでしょう。
長期工程をまとめる管理能力
社寺建築は1年の工期は当たり前で、長いものでは5年以上要するものもあります。
頭の良さや腕の良さだけでは成り立たず、更にこれら全てをまとめて管理する力が必要です。
勘と直感
締めくくりは勘と直感。色々とご案内しましたがやはりこの2つにゆだねる部分は否定出来ません。
もちろん経験値がある上での話ですが、設計図、加工時、どちらにおいても必要な感覚です。
昔ながらの工具も使います
釿(ちょうな)
釿は主に柱や梁などの荒削道具として使用します。
鑿(のみ)
柱や梁などの木材は、お互いがうまく組み合うように細かく加工する必要があります。
この加工に使用するのが鑿です。
槌(つち)
写真にあるのは特大の木製大槌です。
皆さんがよく知っているのは鉄製の金槌ですね。
これはよく知っているとおり釘を打つ時や鑿の頭を叩いて使います。